2021年はコロナ過により、観光業や飲食業など業績が悪い企業も目立ちますが、業績が悪くなくてもコロナ過を機にリストラを実施する企業があります。
これは、企業が将来的な業績安定を考え、コロナ過に便乗してリストラするケースです。
こういうときは、40代や50代が標的になってしまいます。
経営者はDXという言葉に反応し、40代や50代ではこの先、ビジネスの足かせになると考えることも要因としてあると思います。
少子高齢化で人手不足と言われながらも、マネジメントを行う少人数の正社員と、残りは派遣社員や外注で賄おうとする企業は今後も増えると思います。
それだけ、派遣会社も成熟してきており、各分野に特化した外注先も多くなっています。
ですが、我々50代にとっては死活問題です。
これまで文句も言わずに散々会社のために尽くしてきたのに、この歳でクビになっては、今後の人生設計が大きく狂ってしまいます。
リストラの不安を抱えながらの仕事はやる気もなくし、精神的にもきついでしょう。
これからの時代、経営者が中高年のリストラを選択肢と考えるように、従業員もリストラに対する準備が必要になります。
この記事では『50代でリストラの不安を抱えるサラリーマン』を対象に、長年コンサルで疲弊する地域の活性化計画を作成してきた私が、リストラされる前に必要な準備についてご紹介します。 この記事を読んで少しでも不安が取り除かれれば幸いです。
50代でリストラされても何か仕事はあるのだろうか?
50代で良い条件の転職にはスキル・経験・人脈などが必要
50代の転職市場は非常に厳しいです。
人件費も高くつき、プライドの高さから扱いにくいなどネガティブな感情を持たれることもあるでしょう。
それなら、企業は若い人を採用した方が、人件費も安くすみ、会社に馴染んでくれる確率が高いと考えますよね。
特に、リストラで仕事を失った後では、なおのこと転職は厳しいのではないでしょうか。
好条件で転職できる人は、スキルや人脈を活かせる人、国家資格など専門性の高さと経験値、外部の人間にまで漏れ伝わるマネジメント能力などと、限られてきます。
でも、そんな人であれば、会社の業績悪化や上司に嫌われていない限りリストラされませんから。
新卒で1社のみに30年務めた場合で、一般的な管理能力や業務遂行能力では、好条件での転職は難しいでしょう。
もしも同業他社で自分のスキル等を活かせる好条件の転職先があるなら、今すぐ様々なチャンネルでアプローチしてみた方が良いです。
会社にバレずに、人脈をたどって同業他社から採用の内示を貰えるような方なら、ハッキリ言って何の問題もないです。
例えば建設業なども、長期間の不景気によって人材流出がつづいていたため、いざアベノミクスで大量に予算を投入しても人手不足で予算を消化しきれない状態です。
当然、人件費単価が高騰するため、資格を持っていれば50代でも引く手あまたですよ。
専門性の高い資格を持っていない50代が転職を考えるならば、自分のスキルや経験、人脈を活かした好条件の転職先があるのかどうかを探してみましょう。
それによって、不安が解消されるのか、それとも増大するのかを見極める必要があります。
50代で営業職を選択するなら、どこでも仕事はあるかもしれませんが、結果がすべての業種です。
よく調べずにブラック企業に入ってしまい、結果を出せない場合は人格否定などもされ、精神的に病んでしまうのでやめた方がいいです。
派遣会社も人手不足だが、条件はよくない
今の新卒社員は、スマホですべて事足りるため、パソコンを使えない人が多いなんて聞きますよね。
その点、50代であれば、パソコンはできて当たり前という世代でもあるので、事務作業の派遣社員であれば重宝される場合もあります。
何せ、派遣社員しか経験のない人と違って、1聞いたら10とは言わずとも2~3は何を求められているのか想像できるからです。また、他部署とのやり取りも上手くできることでしょう。
しかしながら、この経験値はせいぜい派遣で事務作業を行う程度で、好条件ではありません。
どんなに頑張って、会社に必要な人間になったとしても、せいぜい契約社員に昇格して安く使われる程度でしょう。この先、スキルアップも望めないです。
最終的にリストラされる可能性もありますしね。
地方都市、田舎なら就職先はあるのか?
地方都市は都会に比べて経済規模も小さいので、都会並みの収入は期待できないでしょう。公共交通が脆弱なところであれば、車が必要になるので、生活コストはそこまで安くはないです。
地元へのUターンなら別ですが、50歳を過ぎて都会から地方都市への移住は勇気も必要ですよね。
家族の理解や協力も必要ですし、子どもが家から大学に通っている場合などは、住居費が別に必要になりますし、50代だと身動きがとりづらいですよね。
移住となると、仕事の内容や待遇云々の前に、様々な問題が出てきますから。
それでも、もっとゆとりのある生活がしたい。田舎暮らしに昔から憧れていた。など、脱サラして田舎で商売をはじめる行動力がある人であれば、選択肢に入るでしょう。
また、自分のプライドが邪魔していると思うのなら、知らない土地でプライドを捨てて新しい仕事に取り組むのはありかもです。
50代でリストラの不安を抱えて、人生を楽しめていますか?
憂鬱にするためにネガティブな言葉を並べた訳ではありませんが、自分も50歳を過ぎてから会社を辞めたので、辞めるにあたっていろいろ調べましたが、調べると落ち込むんですよね。
精神的にもどんどん追い込まれていきました。視野もどんどん狭くなっていて。
50代サラリーマンもリストラの不安に怯えていると、視野が狭くなりがちです。
同じ50代でも、お金に余裕がある人は楽しそうですよ。人生後半戦を楽しむために若いうちから努力してきた人もいれば、戦略を練ってお金持ちになり、楽しんでいる人もいます。
『人生を楽しむのは何かの目標を達成してから』と考えるのは、若いうちだけじゃないですかね。
75歳になってから宝くじで3億円当たっても、楽しめることなんてないですよ。せいぜい金持ち向けの老人ホームに入れるくらいのものです。※それでも金無いよりはいいですが…
やはり、今から何か新しいことにチャレンジしても、その途中が楽しくなければ挫折する確率が高いと思います。
新しいことを独学するにも、誰かにお金払って教わるにも、毎日が充実して楽しいと思えた方が覚えるのも早いです。
人生も後半戦。楽しみながら何かに取り組むためにも、あらためて家族や生活環境のことなど考えてみてはどうでしょうか?
家族は人生を楽しめているのかな?楽しめていなければ、どうしたら良いのかを考えてみませんか。
家の雰囲気がよくなければ、ペットを飼ってみるのも良いでしょう。猫を飼って、笑顔が増えたという家族をよく耳にしますからね。
結局ペットを飼うにしても、お金がかかりますが…
やはりこの世の中、お金に余裕があった方が精神的にも安定しますし、楽しむことも可能です。
『人生=暇つぶし』という人がいますが、だとすれば暇を埋めるために楽しい時間を過ごした方が断然お得です。
パチンコで勝ったときの高揚感も楽しいことではありますが、大半が結果的に負けますので。
サラリーマンであれば毎月給料が振り込まれますが、自分で稼ぐことを覚えると本当に楽しいです。
転職と違って、50代でも遅くないですから、副収入を得ることを考えてみましょう。
自分でお金を稼ぎだすと、下手な趣味よりよほど人生が楽しくなりますよ。
50代で副収入を得る手段は副業でしょう
それなりに貯蓄があるのなら、株や不動産など投資に向けるのも有りでしょうが、バブルがはじけて損をするのも嫌ですよね。
株価などが高騰している中で、素人が手を出すには2021年は難しい局面でもあります。
それよりは、副業で副収入を得る手段を考えた方が良いです。継続して稼げるようになれば、老後の蓄えも増えますし、上手くいけば本業にすることも可能です。
2018年1月、厚生労働省により副業・兼業の促進に関するガイドラインができたことにより、副業がより身近なものになりつつあります。
政府が勧めるのには、キャリア形成などサラリーマンに都合の良いことを言っていますが、将来的に年金受給年齢を遅くしてもらう必要があるため、副収入で生活費を各自補ってもらいたいという本音があります。
であれば、どっぷりと乗っかり、収入増を目指すのが最善の策でしょう。
自分の会社がまだ認めていない場合や、忙しくて他の仕事をやっている暇がない場合もあるとは思いますが、テレビを見る時間、趣味の時間などを思い切って削ってでも始めるべきです。
アンケートに答えて少額貰うことから始めてもいいくらいです。
少しずつでも結果を出すことが、もっと稼ぎたいというモチベーションになるからです。
正直、50代で小銭稼ぎから始めるなんて大半の人はやらないので、始めた人がチャンスを掴むと私は思っています。
リストラの不安に怯える前に、どんどんチャレンジしましょ。
まとめ:50代でリストラの不安をやわらげるのは、小さな行動から
今からやっても間に合うのか?自分にもできるのか?と考え、結局は何も手をつけないで年齢を重ねてしまう。
人間ってそんなものですよね。
これで、50代全員が副業に全集中で挑んでいけば、大きな副収入を生むのは難しくなりますが、大半の人やりませんから、大丈夫ですよ。
あなただけは、50代で副業に取り組む少数派になりましょう。
リストラの不安が緩和されて、人生前向きになれるはずです。
ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
おさらい
1 50代で良い条件の転職にはスキル・経験・人脈などが必要
2 派遣会社も人手不足だが、条件はよくない
3 地方都市や田舎への移住は、望む人でなければお勧めしない
4 50代でリストラの不安を抱える前に、人生を楽しむこと考えましょう
5 50代で副収入を得る手段は副業でしょう
スマホでアンケートに回答するだけでポイントが貰える時代です。 簡単なことでも始めてみると、金額を増やすための方法など、気になってくるものです。