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お金の悩み

【将来予測】50代が人生100年時代を生き抜く行動は1つ

『人生100年時代』と言われる昨今、50代でもまだ半分近く人生が残っている計算です。

昔と違い、60歳定年で年金生活間近とはいかず、人生後半戦をどのように生きていくのか悩みが尽きないところです。

なぜなら公務員や、今後も安泰な大企業の正社員ならともかく、働いている会社の倒産やリストラなど、不測の事態が容易に想像できるからです。コロナ過が良い例でしょう。

この記事では『将来が不安な50代の方』を対象に、長年コンサルで地域計画を作成してきた私が、将来の社会環境の変化と今やるべきことをご紹介します。

この記事を読み終えれば、20年後の社会環境を想像し、今から行動に移すきっかけになるはずです。 なお、お金を沢山持っていて、将来不安もほとんどない人には向かない記事となっていますので、ご了承ください。

人生100年時代に50代が今からすべきたった1つのこと!

厚生労働省の『人生100年時代構想会議報告書』より、「ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されている」の記述があります。

2021年現在の平均寿命は、男性81.64歳、女性87.74歳です。今後の伸びも考えると、50代ではまだ30年以上の余命がある計算です。

50代なら『ねんきん定期便』で、自分の将来年金の概算を把握していますよね。現在の給料、貯蓄から考えて、老後に余裕のある生活は厳しいと感じていませんか?

50代の今、やるべきことは「副収入を得る手段を確立する」の一択です。そして、このサイトタイトルにもあるように、副業で収入を得ることを真剣に考えてみませんか。

お金に余裕があり、貯蓄や投資で将来設計ができている方は50代でも少数派です。 現在、安定した給料を貰えているなら、積み立て貯蓄のほかに副収入を考えましょう。

人生100年時代に50代が会社の給料、退職金だけでは足りない理由

2019年の1世帯当たり金融資産保有額は、50代で1,194万円。金融資産を持っていない世帯を含めた平均は600万円。

老後に2,000万円必要と言われる中、全然足りていません。

資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2019年/令和元年)

(注1)調査対象 全国8,000世帯(世帯主が20歳以上でかつ世帯員が2名以上の世帯。回収率40.3%)

(注2)調査時期 2019年6月14日~7月23日。

(注3)金融資産非保有世帯を含む平均、中央値。

一部の富裕層を除いて、現在の50代が70代となる20年後には、国や自治体の支援がなければ生活できない人が続出するでしょう。

現在でもEC(ネット通販)やAIの急激な進歩に対し、なすすべなく仕事を奪われていく状況です。

「ホンダが車をネット販売する」という記事で戦慄が走ったディーラー営業マンも多いはず。だって営業マンがいなくなれば、車はもっと安く売れるのだから。

そうなると、どんな職業でも定年まで働き続けるのが難しい状況も考えられます。

自分の仕事は大丈夫と思っていても、いつドラスティックに変化するのかはわからない世の中に変貌しています。

また、中小・零細企業であれば、自分がもらえる退職金を把握していない人も多いでしょう。会社によっては退職金の積み立てすらしていないところもありますからね。

私は51歳で20年以上務めた会社を退職しましたが、退職金が300万円もありませんでした。仮に60歳まで働いていても、毎月1万円しか積み立てていない退職金ではたかが知れています。

副収入を得るには今から始めることが重要です。60代、70代から考えても手遅れの可能性大です。

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人生100年時代で50代なら、20年後でもまだ若いといわれる時代

約20年後の2040年には、0歳~34歳の人口が2,940万人で、70歳以上が3,013万人となります。

人口は約1,700万人減り、80歳以上が人口に占める割合は9.3%→14.6%に増加。

グラフ:年齢階層別人口比較(2020年-2040年)

グラフ:2020年 年齢階層別構成比

グラフ:2040年 年齢階層別構成比

※上記3点のグラフは、総務省統計局の人口推計シミュレーションより、 (中死亡、低出生)を抽出しています。

20年後の70代は、現在の60代くらいの存在

若い世代が大きく減り、介護職員の担い手が少なくなると、まともな介護は期待できませんし、外国人に期待できるほど、20年後の日本が豊かである保障もありません。

2040年には、60代はバリバリ働き、まだ若いとされる70代が80歳以上の介護を担うことになるかも。

勿論、70代でバリバリ働く人がいなければ、経済が回らない状態となるかもしれません。この頃、70歳で年金をまともに貰えるかどうかも怪しいですからね。高齢者の定義は65歳以上ではなく、75歳以上(現在の後期高齢者)に変わっている可能性もあります。

現在でも60代でバリバリ働いている方が多いように、20年後は70代もバリバリ働いている方が多いと予想されます。お金もスキルもなければ、残っているのは人がやりたがらない仕事だけでしょう。

40代、50代の人口ボリュームゾーンがこの先大量に高齢者となる日本

日本の経済を支える18歳~59歳の人口が、2020年に約6,300万人だったものが、2040年には、約4,800万人と、約1,500万人減少し、人口割合も50.7%→44.9%と、5割を切ります。

40代、50代が60代、70代となって、街は高齢者で溢れかえっているんでしょう。

『人生100年時代』の陰に隠れた少子高齢化の現状

2040年になると、「少子高齢化」がより深刻となっているはずです。

現在は、少子高齢化といっても人口が1億2千万人以上いるため、40年前と変化ないという印象を受けますよね。

子どもの人数は減っているのに、高齢者が長生きして死なないためです。

しかし、20年後は違います。人口ボリュームの多い団塊世代が次々と鬼籍入りし、多死社会が到来しています。

少子高齢化は、人口減少が数値として顕著に見えてきたときに強く意識することになるでしょう。

多死社会により、火葬場の不足や、増加する空き家などが社会問題化すると警告している本も出ています。

農業や漁業など、一次産業の担い手不足だけでなく、医療従事者や警察官、自衛隊員の不足など、いたるところで弊害が現れるかもしれません。

孤独死が増えてもなかなか発見されないなど、想像したくはないですが、もはやニュースにもならないくらい統計的な数値として扱われるでしょう。

格差社会が一層深刻化しているかもしれません。

そのほかにも、地球温暖化や天変地異、食料問題、エネルギー問題、新たな感染症の流行など、外的な要因に苦しむことも十分考えられます。

20年後を予測した行動が大切、現在50代の私たちができること

2040年には資本主義が崩壊し、新たな社会経済システムとなっていることは想像し難いです。

であれば、20年後も安全な場所に住み、不自由なく生活している人たちも一定数存在するでしょう。

現在、多くの人がスマホを手放さないように、20年後には超軽量のVRゴーグルを着けて、VRの世界で仕事や買い物、趣味なども含めた経済活動を行っている可能性もあります。

そうした一定数の勝ち組に片足を突っ込むくらいでなければ、年々悩みが増大するだけだと思います。

だからこそ、今『副収入を得る手段を確立』し、来るべく未来へ備える必要があると考えます。

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まとめ:人生100年時代!未来を予測し、今から収入増を実現しよう

現在の延長線上に未来があるわけではなく、これから社会は目に見える形で変わっていきます。

ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。

おさらい

1  50代の現在の貯蓄では将来大変、中小企業は退職金も期待薄

2  20年後は、70代でもバリバリ仕事をしなくてはいけない

3  多死社会の到来で、日本社会の弊害が顕著に見えてくる

4  それでもお金で解決可能なことは多く、副収入獲得手段を考えましょう

政治家や企業の経営者だけでなく、誰もが自分の利益を最優先に考えるようになった現代、将来誰かが自分の面倒を見てくれるものと思わず、自らの手で明るい未来を勝ち取るために行動しましょう。

今から副収入を得る手段を考え、確立することができれば、将来の社会問題に対するビジネスチャンスにも目を向けることが可能となるでしょう。 逆に何も考えなければ、社会の変化を傍観するだけで人生終わってしまいますよね。

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